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風は空気の流れですが、空気にも繋がろうとする性質(粘性)があるため、程度は違うにせよ、水の流れ、川の流れのような流れ方をします。
川の中に大きな岩があれば、手前から岩をよけるように水が流れることは、日頃から見慣れた光景でしょう。桜の花びらが岩に向かってまっすぐ流されていても、花びらが岩にぶつかることはなく、手前で水と共に方法を変え、あたかも岩を避けるかのようにすり抜けていきます。
空気の場合にも、同じことが言えます。地表に建物がある場合、水が川の中の岩を避けてすりぬけていくのと同じように、風が建物を手前から避けてすり抜けていきます。
垂直方向にも同じ事が言えます。高い建物や木々が行く手にあると、風はその手前から上方に上がり、建物を通り抜けてもすぐには地表へも戻りません。高さの2倍の距離の手前で風が吹き上がり、後方では高さの10〜15倍離れてやっと風が地表に戻ると言われています。
私たちの生活場所は、家や建物が集まった場所が多く、日頃感じる風は建物の間をすり抜ける風です。
狭まった通路へ風が入る場合、通路がだんだん狭まると風が集められ強い風になるかのように思えますが、粘性のある空気ではそうはなりません。水を漏斗に注ぐ場合に、たくさんの水を注いでも漏斗にたまる水の量が増えるだけで、漏斗から出て行く水の勢いはそんなに変わりません。ちょうどこれと同じ事が空気に関しても起こるので、空気を押し込んで風を集めようとしても通過する風の強さはそんなに変わりません。
建物をすり抜ける風は、むしろ、出口の方から吸い出されて、強い風になります。空気は大きな塊としてつながっているので、建物の間をとおる風は建物の周辺や上空を通過する速度の速い空気をつながり、出口側から吸われることになります。ですから、出口が広がりその先には風を邪魔するものないような場所で、入り口近くに強い風が吹くことになります。
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◆奥村印刷株式会社殿社屋屋上に設置
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2004/11/05
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奥村印刷鞄aは、創業58年でマルチメディア始めペーパーメディア全般の印刷の仕事をなされております。本社は京浜東北線「上中里」駅の近くで、東北・上越新幹線の沿線であることにより、新幹線からよく見えるところに“そよ風くん”が設置されています。 奥村社長は、“そよ風くん”の設置について、次のように話されています。 太陽光発電は動きがないし、プロペラ形の風車は風きり音がうるさいうえ、山間部や臨海部のように風の向きが頻繁に変わらない所には良いが、我社のような風向の変化が激しい所には不向きです。神鋼電機の“そよ風くん”は音がしないし、新幹線やビルの影響で風が微妙に変化する我社には最適と思い、採用を決めました。 又、奥村社長は、“そよ風くん”設置後、名刺に小型風力発電装置“そよ風くん”のロゴマークをつけ、品質マネジメントシステムのISO9001と個人情報保護のプライバシマークとともにPRに努めておられます。地球温暖化やエコロジーに強い関心をお持ちで、目下環境マネジメントシステムISO14001 の認証取得の準備をされています。 用途は、本社にある監視カメラとそのモニタセット電源です。 ISO14001の認証取得に関連して、環境に対する企業姿勢を“そよ風くん”で打ち出す奥村印刷鞄aのような企業が、もっと増えていくことが期待されています。
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◆第11回風サミット in 稚内
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2004/10/22
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このたび、第11回風サミットが「日本最北端のまち」稚内市で開催され、神鋼電機の“そよ風くん”も展示用デモ機を設置、風力に関心の深い自治体の人々に小型風力発電装置の特長をPRすることができました。 当初、風サミットは山形県立川町から12市町村でスタートしたものが、今年11回目をむかえ全国80の自治体が参画するまでになっています。 第12回は、愛知県田原市で開催されることが決定しています。
第1回 立川町(平成6年) 第2回 平良市(平成7年) 第3回 肱川町(平成8年) 第4回 えりも町(平成9年) 第5回 室蘭市(平成10年) 第6回 前津江村(平成11年) 第7回 葛巻町(平成12年) 第8回 天栄村(平成13年) 第9回 北方町(平成14年) 第10回 浄法寺(平成15年) 第11回 稚内市(平成16年)
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◆新製品そよ風くんV-II発売!
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2004/10/15
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“そよ風くん”の新製品V-IIが発売され、ハイブリッド型の本格的な小型風力発電装置として期待されています。
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◆香川県さぬき市役所にそよ風くん!
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2004/10/08
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香川県さぬき市は、地球に優しい町づくりを目指しています。このたび、クリーンエネルギーの代表格である小型風力発電装置“そよ風くん”が堀竹治さんの寄贈により設置されました。さぬき市を訪れる人々は、初めて見た新しいタイプの小型風力発電装置“そよ風くん”に関心を寄せ、“あれは何だろう”と説明パネルを読む人が増えています。いまエコロジーへの関心や自然エネルギーの利用は確実に身近なところから新しい動きが始まっています。 今後、このような設置事例が全国のいたるところに広がり更なるエコロジーの啓蒙に役立つことが期待されています。
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